創業300年 浜田畳店 | 日記 | 第4回 中四国有職畳研修会 2020/1/11~13

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創業300年 浜田畳店 の日記

第4回 中四国有職畳研修会 2020/1/11~13

2020.02.09

1月11日から13日まで高松市の香川地域職業訓練センター研修室で、第4回中四国有職畳研修会が行われました。今回の課題は、茵(しとね)です。茵とは、昔から皇族や将軍レベルの人達が使用していた綿入れの四角い敷物で、現在の座布団の原型となるものです。 今回の参加者は例年参加されている人達8人の研修となりました。11日午前9時から来賓をお招きして開会式を行い、終了後直ちに、茵についての歴史やら、約束事をレクチャーしていよいよ作業が始まりました。 畳ござ5枚を綴じ合せて糸締めする作業も、全員が大汗をかくほどのキツイ仕事でした。それを寸法に落として白い紙で包み綿を積み上げます。黒の糸を張って基準を作り、白地の錦を張る作業も、緊張する作業でした。 2日目には、後に鏡の錦がシワなど緩まないように、充分に時間をかけて張らなければならないことから、2時間程度、作業を止め、「茶室の畳」について学習して頂きました。茶室の畳について基本的な知識や工法、また家元による違いなど説明をさせて頂きました。作業は午後からまた茵に戻り、額縁の錦を縫い止めて2日目終了です。2日目の夜は...懇親会ということで、皆で外食を済ませましたが、実はホテルに戻ってからも、学習の希望もあり、今度は「即位と大嘗祭の畳について」の学習をして終了です。 3日目には額縁に綿を調整しながら入れて仕上げております。 今までに四方の縁付きの仕事の基本を勉強していますので、少しの説明で仕上げてくれています。毎年毎年の研修の効果が出ていると思いました。この研修会も4回目となりましたが、勉強すればするほど、疑問が生まれ、次の課題に皆さんの期待が膨らんでいるのが大変喜ばしいことと感じました。 今回の研修会に参加された方々には大変お疲れ様でした。更なる勉強を期待しております。

第4回 中四国有職畳研修会 2020/1/11~13

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